【マジ?弁護士の就活】司法試験直後からこっそり就活してる人は意外と多い【僕のガチな失敗談つき】

司法試験に受験をされた皆様、本当にお疲れ様でした!

 

疲れもなかなか抜けず、試験の手応え等が気になる中で恐縮ですが、実は弁護士の就職活動が動き始めているのをご存知でしょうか?

 

今回は、司法試験を受け終えて、弁護士になろうとする方々へ、法律事務所の就活の流れをざっくりと、僕の体験談(失敗談)を交えながらお話します。

 

コミュ障でKYを大いに自覚している僕でも、就活を続けることで内定を得ることができました。

 

ご参考になれば幸いです!

就活の流れ

就活は、

 

①事務所説明会に参加

②エントリーシート・履歴書等を作成、提出

③書類審査

面接(複数回)

内定

 

の流れが一般的です。

 

とにもかくにも、①事務所説明会に参加して、仕事内容や所員の方々の雰囲気を直接見聞き、感じるのが大切です!

 

また、志望分野に縛られず、様々な事務所を見るのがおススメです。「見てみたら意外と自分に合うかも!」と思うかもしれませんよ。

 

そして、昨年度(2019年度)に僕が参加、見聞きした法律事務所の事務所説明会はめちゃくちゃざっくり言うと、以下の流れで行わていました。
(2020年度の就活は、コロナの影響で例年と同じ就活の流れにならないかもしれません。)

①司法試験終了直後~1カ月

五大事務所
大阪四大事務所
その他大規模企業法務系事務所
外資系事務所
新興系(主に広告集客をする系の事務所、という趣旨で記載しています)大手事務所

②司法試験終了1カ月後~合格発表後1カ月

中規模(10人以上の事務所をイメージしてます)企業法務系事務所
ブティック系(専門特化型)企業法務事務所
青法協(青年法律家協会)所属の事務所
新興系一般民事系事務所(中小規模)

③司法試験合格発表後1カ月後~司法修習開始

東京三会(東京弁護士会、東京第一弁護士会、東京第二弁護士会)合同説明会
各県弁護士会合同説明会

④司法修習開始~

小規模企業法務・一般民事系事務所
修習中の先輩弁護士からの口コミ等で紹介される事務所

情報収集

弁護士事務所の情報収集は、以下の方法でしていました。

 

アットリーガルひまわり求人就職ナビジュリナビ、弁護士会のHP等の求人サイト
②法律事務所のHP

 

また、現在では法律事務所の口コミサイトであるローヤーズインフォというHPがかなり充実しています。こちらも役立ちます。

就活対策の失敗談(面接編)

「【過去の経験】で、大変だったことはありますか?」

 

「ン・・・特にないです!」

 

この回答は、自信満々ですが、面接官の方の質問の趣旨を理解していない回答です。

 

「大変だったことはありますか?」という質問は、大変だったことがあることを前提に、どのような対策をして乗り越えたのかという、問題解決能力の有無を確認する趣旨の質問です。

 

なので、「~が大変でした。」と答え、その先の「どう対応しましたか?」という質問に対して、「~と考え、~をしたり、~をしたりして、~しました。」と答える必要がありました。

 

僕のような、こんなやらかしをしそうな方は、面接の想定問答集を作ったり、質問の趣旨を考える意識を高めて、面接に臨むといいですね!

参考になるサイト・本

もっとも参考になったサイトとして、アイシア法律事務所の代表である坂尾陽先生が運営されている銀座図書館が挙げられます。

 

例えば、就活の質問対策として、以下の記事はとても秀逸。

弁護士から就活で質問されたとき 対応方法と回答例11問

 

また、上述しましたが、かなめ総合法律事務所の岩﨑祥大弁護士が運営されているローヤーズインフォというHPがあります。
こちらは、「法律事務所との情報格差を、なくす。」という理念の、就活生に向けられた法律事務所の口コミサイトです。

 

受験生はそれほどたくさんの法律事務所を知らない方がほとんどでしょう。こちらのサイトを参考に、就活先を見つけるのもいいですね。

 

参考になった本としては、一般の就活生向けの就活ガイドブック敬語の使い方の本です。
これで、就活生の立ち振る舞いや敬語の使い方を学びました。

 

社会経験がなく、体育会系等に所属していない僕は、敬語すらまともに使えませんでした。そのため、本を読み沢山練習しました…

 

また、就活後に読んだ本ですが、弁護士事務所のコンサルティング会社である船井総合研究所から出版されている

 

「弁護士のためのマーケティングマニュアル(増補版と、新訂版Ⅱ)」
「弁護士のためのマネジメントマニュアル」

 

はいずれも新興系法律事務所における弁護士実務の方向性を学ぶのに有益でした。

終わりに:就活はしんどい

自分は、しっかり事前準備して、頭をフル回転させないと、
場の空気が読めないKY(空気読めない奴)
コミュニケーション中の相手の感情や思考が読み取れないコミュ障
です。

 

そのため、最初のうちは就活における場の空気が読めず、KYな行動をしていました。
また、面接における相手の質問の裏の意図が理解できず、噛み合わない対話をして、「お祈りメール」をもらっていました。

 

お祈りメールをもらうと、めちゃくちゃ凹みます。自分の全人格を否定されているような気分になります…

 

それでも、先に合格した同期の法科大学院の友人や、就活で出会った仲間に励まされたりしながら、希望する事務所から内定をいただくことができました。

 

法律事務所の就活情報は、結構ない気がしていて、需要があればもう少し書こうかな、と思っています。
・就活でやって良かったこと(志望分野に限らず様々な事務所を調べた等)、後悔していること(めちゃくちゃあります…)
・エントリーシートの書き方
・法律事務所選びの決め手(まだ働いてもいない自分に話せる内容は限られますが…)
等々。

 

ご興味があれば、ツイッターからコメント等お願いします!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!