「司法試験Q&A」では、「司法試験の勉強方法」や、「具体的な勉強内容」等について、過去に受けた質問内容をもとに作成した
よくある・ありそうな質問(FAQ:Frequently Asked Qusetions)と、Dによる回答についてお話しします。
今回は第1回。「質問すること」についての質問です。
みなさんの質問に対して、Dがどう思いながら回答していのるか、赤裸々にお話しします!
【Q. 質問してもいいのかな】
「こんな初歩的な質問をしてもいいんですか?」
「周りの人は、こんなレベルの低い質問しないですよね?」
A.
このように、「質問の質」を気にして、他人に質問することに対して及び腰になっている人が、結構いらっしゃいます。
質問の際の社交的な謙遜なのかもしれません。ですが、一応ここで
「Dが、初歩的な質問を受けた場合に考えていること」
についてご回答しますね。
質問を受けていて
「この質問レベル低いな、こんなこと聞いてくるなよ…」
なんて思ったことは、一度もありません。
質問者の方の疑問が初歩的な疑問であったとしても、それは、僕が「昔(=学習の初めの頃に)同様に悩んだ疑問」であったり、あるいは「昔、悩む可能性のあった疑問」です。
そのため、初歩的な質問に対して思うことは、
「昔、自分もここで悩んだよな〜」
「確かに、初学者の時はここ悩みそうだな〜」
という共感です。
さらに進んで思うことは、
「疑問をすっきりと解決してほしい!」
「ここで疑問を解決することに加えて、質問してくれた方に合う効率的な学習方法を知ってもらって、より効率的に学習を進めてほしい!」
という、応援の気持ちです。
というのも、僕自身は、周りに質問できる人が全くいない状態で、最初の数年間、独学で学習していました。そのため、今なら一瞬で解決できるような疑問に対して、うんうんと頭をひねって、時には1日がかりで悩む、なんてこともありました。
学習が進んだ今になって思うことは、
「学習が進んでいる人は、初学者よりも、理解度が、初学者には想像できないほどレベル違いで深い。そして、様々な、効率的な学習方法を身につけている。
質問を通じて、様々な疑問をすぐに解決したかった。そして、質問を通じて、早いうちから効率的な学習方法を身につけたかった。」
という後悔です。
初学者の方々には、僕と同じような後悔をしないよう、ぜひ初歩的なところから、質問をしまくってほしいです。そして、回答や、回答に至る説明方法等から効率的な学習方法も学んでほしく思っています。
こんなことを思いながら、初歩的な質問に日々応対しています。